【映画をみようよ】狼の紋章/ウルフガイ 燃えろ狼男【超大怪獣大特撮大全集】

久しぶりの超大怪獣は、東宝・東映の二大映画会社が作ったそれぞれの『ウルフガイ』を見比べよう、といった趣。企画・実現してしまうのはキャスト社さんだけでしょう。

そういえば去年の今頃も似たような企画をされてましたね(笑)

映画はどちらも未見。原作も未読で狼の血が一滴も流れていないhadagyくんですが、こういう未見映画のラインナップで引き出しが増えていくのは嬉しいのですよ。

狼の紋章(1973年・東宝)

主役の志垣太郎さんは菅田将暉さんに藤岡弘、さんを足したようなビジュアル。時折見せる鋭い眼光は◎。

超人表現が基本的にフルボッコにされても平気、という消極的な描かれ方なせいか、あまり屈強なイメージは感じられませんでしたな。メンタル面でもクライマックス以外はイジケてる感じで…原作ではどう描かれているか気になります。

先鋭的な表現がチラホラ鼻につく場面も多いのですが、主人公の住むアパートのドアを開けたら一面の草原というイメージ演出はなかなかグッとくるところがありました。

荒廃した学校、学生運動や国体批判的な描写があるものの、いずれも滑稽に見える演出。そういう意図があったか不明ですが、ピョロピョロした劇伴も一層滑稽に見える原因か。少しだけ実写版ハレンチ学園を見た気持ちに。

ヒロインで松田優作にヒドい目に遭わされる青鹿先生を演じたのは安芸晶子さんもとい市地洋子さん。ミラーマンで純朴なヒロインを演じていましたが今回はヌードも辞さない体当たりの演技。

松田優作さんは本作で映画デビューというにも関わらず、流石の貫禄です。青鹿先生を襲う場面で唐突にくりだされる背負い投げの連発はちょっとシュールが過ぎます。しかもフンドシ。

いつまでもクヨクヨしている犬神明喝を入れる神明が本作のハイライトかもしれません。神を演じた黒沢年男さんがカッコいい。

主題歌はガッパの主題歌に通ずる哀愁が漂います(『恐竜・怪鳥の伝説』の主題歌も同じ臭いがしますね)。

人狼はムービーモンスターシリーズで出ないのだろうか。


ウルフガイ 燃えろ狼男(1975年・東映)

前作とは異なる、アダルトウルフガイシリーズを原作に映像化。主人公は犬神明ですが、燻っていたナイーブさは鳴りを潜め、前作の神明とイメージが重なるのがちょっと嬉しい。

前作のような分かりやすい人狼描写はないのですが、犬神一族とは、というフォロー回想があったりと全体的に親切な構成。

何より千葉真一さんのアクションが超人的なので、不死身の人狼という設定に謎の説得力。謎の組織でひと暴れするシーンはアジトのセット組みも相まって、変身こそしないけどほぼ仮面ライダーなムードでしたな(笑)

ミキのエピソードからタカへのエピソードへの繋ぎはちょっと唐突かしら。ともあれ、渡辺やよいさんの芸術的な裸身は一見の価値あり。

全体的に、アクション、おっぱい、血しぶきが楽しめる本作の方が娯楽作としては楽しめました。

原作も読んでみたいですねぇ。ハヤカワSF文庫版が欲しいかなあ。

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次回更新は…ちょっと不定期になりそうですが、次回こそはゴジバーストのレビューをしたいです。

曜日は不安定になりそうですが、週二回の更新を目指します。

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