【映画をみようよ】吸血鬼ゴケミドロ【松竹秘宝映画祭】
1/24のエリアス降臨 の興奮も冷めやらぬなか、翌25日もシネ・ヌーヴォさんの松竹秘宝映画祭に参加してまいりました。 一ヶ月に及ぶ長期プログラムとはいえ作品数も膨大。全部は見切れない中でコレだけは外したくないなぁ、と思ったのが1968年の作品 『吸血鬼ゴケミドロ』 です。 難波の方ではゴジラ・シアター『ゴジラvsモスラ』が重なっていたりして究極の選択ではありましたが、ゴジラ・シアターは延長の可能性もあったので、スクリーンで観る機会も少ないゴケミドロを選択。ささやかですが超大怪獣以外の場面でもシネ・ヌーヴォさんを応援出来れば、との思いもあり。悔いのない選択。 吸血鬼ゴケミドロ (1968年・松竹) 宇宙大怪獣ギララに続く松竹特撮映画の第二弾ですね。宇宙からの侵略者・ゴケミドロの忍び寄る恐怖を描きます。フィルム状態も良好。 お話のツッコミどころは枚挙にいとまがありませんが、質が低いかと言えばそんな事もなく。小型とはいえ、旅客機まるまる一機の実物大セットを用意したりとなかなか気合が入っています。 欲深そうな政治家 と 腰巾着の実業家 、 実業家の妻でありながら政治家の愛人でもある女 、 自殺志願の爆弾魔 に キチガイ精神科医 、 マッド宇宙人研究者 、 金髪の未亡人 … とよくもまぁピンポイントでこんなアクの強いメンツばかり生き残ったな、と。そんな濃キャラの中にあって、 ヒロインの佐藤友美さんがなかなか色っぺえですな。 まるで劇画漫画から飛び出してきたような脂っこいメンツがくんずほぐれつ、己のエゴからドンドン自滅していきます。特に未亡人・ニールの華麗な変心は抱腹絶倒なのです。 (ゴケミドロに憑依されて)額がパックリ割れた高英男さんがスクリーンいっぱいに映し出される度に、見てるコチラもニッコリしてしまいます。ものまね芸人のコロッケさんが脳裏を過ってしまいますね。カロリー高めな人間模様の中にあって侵略宇宙人が一服の清涼剤になっております😆 特撮を担当したのは我らがピー・プロダクション。完成作品では跡形もないですが、原案自体はうしおそうじ氏の企画が発端でだそうで。 前述の旅客機のセットも含めて、特撮面は結構丁寧に描写されていて好印象。円盤に吸い込まれるシーンの合成は切り抜きが安定せず、粗いように見えますが、その不安定さが逆に不気味なパワーを表現している...